外貨預金に適した豪ドル?

外貨預金というと、一昔前は米ドルまたはユーロがメインだったと思います。
金利もそこそこでしたし、何よりも通貨が安定していて、大きな為替変動もなかったからです。
しかし、時代は変わってきて、景気の悪化から各国中央銀行は利下げに踏切り、低金利な時代が訪れました。これでは外貨預金の金利的なメリットはなく、為替差益狙いの投資性の高い商品と捉えざるを得ません。

日本の銀行に預けても利息はほぼ付きませんし、それなら外貨預金へ、そう考えて米ドルやユーロを買ってものの金利は大したつかないし、おまけに為替差損まで発生したのでは、自宅近くの銀行へ預けておいたほうが「損失」が発生せずに済みます。

 となると、今の時代外貨預金を始めるには為替の知識が要求されてきます。

 最近人気の豪ドル。 確かに他の主要国通貨と比べると、金利は高く円と比べてもリーマンショック前の水準にいち早く持ち直しました。安定感があるように見えます。資源国通貨ですし。
 しかし、為替レートが、もうすでに高い水準に達していることを忘れてはいけません。米ドルやユーロが円に対して強くなれば、必然的に豪ドルも上がるのではないか? 円安が進むのではないか?と思いがちですが、オーストラリアとしては、対米ドルでの豪ドルの価値が高すぎると表明しています。
 
 つまり、オーストラリアとしては、国内の資源を輸出して貿易で黒字を出すために、自国通貨である豪ドルは安いほうが有利なわけです。となると、米ドルが上がったからといって、豪ドルも連れ高になるとは限らない。
 むしろ、米ドルやユーロ圏には、通貨が安くなる要因がいくつかあり、下落する可能性が十分にあります。となると、豪ドルは円より今後も強くなるという保証などどこにもなく、元本割れする懸念がつきまといます。

 これが1豪ドル=75~80円くらいなら、まだ外貨預金を選択することも考えられますが、今のレートではちょっと控えたほうが無難と言えます。